リサイクル技術

流動化処理システム

 エースサンド工法による流動化処理は、砂質土または発生土・汚泥(一次処理が必用)を原材料に固化材、水、混和材・調整材等を添加し、特殊連続ミキサー(油圧連続式ミキサー)にて混合攪拌し連続的に流動化処理物を製造します。プラントはコンパクト、高い製造能力。

システムの特徴

  • エースサンド工法による流動化処理物、特殊流動化処理物の製造
  • 小型、シンプル、高性能(施工現場での製造)
  • 原材料は砂質土・発生土(泥土の場合は一次処理が必要) 
  • 原材料及び複数の調整材料の供給が可能
  • 油圧式連続ミキサーによる均一・高品質な流動化処理物
  • 連続製造が可能なため時間当りの製造能力が高い
  • 調整材、特殊材料添加による特殊流動化処理物の製造

施工の流れ

流動化処理プラント全景

打設状況(液状化防止置換)

●シールド排泥利用の流動化処理物(インバート・長距離圧送)

  • シールド排泥を高含水土固化リサイクルシステムで一時処理(生石灰、石灰系固化材)
  • 特殊流動化処理物(3km以上)圧送実績
  • 油圧式連続ミキサーにて混合攪拌(均一な品質)
  • 150〜300㎥/日製造
  • 高速混合攪拌による安定した品質

施工の流れ

  • シールド排泥を高含水土固化リサイクルシステムにて生石灰処理(一次処理)
  • 一次処理土を粉砕
  • 油圧連続式ミキサーにて、一次処理土に調整材、水、混和材等を添加し混合攪拌
  • 品質の確認(湿潤密度、フロー値、ブリーデ

インバート断面図

流動化処理物(3kmi以上圧送後)

脱枠後出来形

事前処理土を使用した流動化埋戻し材の配合例

●特殊流動化処理物

顧客のニーズに対応した特殊流動化処理物の配合設計・製造を致します。

高強度流動化処理物(産業廃棄物の再生利用)

  • 締固め不用の充填性を要し、コンクリートに近い強度を有す
  • 高炉スラグ、RC砕石等の再生材を使用
  • 配合設計においては、流動性・強度の確保に留意し設計

 

特殊流動化処理物の例:軽量骨材(EPS細骨材)使用による流動化処理物

  • 砂質土、混練水、調整材、EPS細骨材※、固化材、混和材を混合
  • 水位以下でも密度の変化が少ない
  • 特殊油圧連続式ミキサーにて連続製造 (100~150㎥/日製造) 湿潤密度:1.15±0.10

※EPS細骨材はカネカケンテック株式会社

浚渫土再生利用の水中打設用の流動化処理物(水中不分離抵抗性)

  • 浚渫土砂を高含水土固化リサイクルシステムにて一次処理
  • 処理物、混練水、調整材、固化材、混和材を混合
  • コンクリートポンプにて圧送し水面下へ打設 (300~400㎥/日製造)

※十分な水中不分離抵抗性

プラント全景

水面下への打設状況